横浜国立大学×JICA
連携講座
「現場から考える国際開発協力」
2022
受講案内
横浜国立大学では、YNUリーディング・レクチャ・シリーズ(YNU Leading Lecture Series)として、JICA(独立行政法人国際協力機構)との連携の下、合同ワークショップ「現場から考える国際開発協力」 を開催します。10月より約2ヶ月に渡って開催される実践的な講座となります。横浜国立大学の学生のみならず、他校の学生も参加可能なインターカレッジの講座となっています。応募締めきりは10月12日(水)17時です。多くの学生のみなさんの参加をお待ちしています。
講座の概要
本講座は、実在する開発途上国が直面している様々な課題に「当事者として」向き合い、多様なリソースを活用して解決策を検討することを通じて、国際開発協力を抽象的なものとしてではなく、リアルなものとして捉える視角を養うことを目的とした講座です。
本年度の舞台となる「現場」は、モザンビークです。参加者各位には、現在のモザンビークが直面している実際の状況を直視した上で、モザンビークという国が抱えているであろう「課題」と「機会」とを見つけ出し、機会を活用しつつ課題を乗り越えるためのソリューションとなりえる具体的な「事業企画案(プロポーザル)」を立案するプロセスに参加してもらうことになります。作成された事業企画案は、実際の国際協力機構(JICA)モザンビーク事務所の職員らへ向けてのプレゼンテーションを通じて査定され、そのうち優れた事業企画案は現実のODA事業案として本格検討される可能性もあります。事業案は、モザンビークにおいて実際に重点課題となっている8つのセクター(教育、防災、保健、電力、都市交通、給水・衛生、産業振興、廃棄物)ごとに策定されることが予定されており、セクターごとに数人のメンバーからなるグループを形成し、事業案作成に取り組むことになります。
参加手続については、下記の応募方法を確認下さい。ご応募をお待ちしております。また、講座の目的や進め方等についての詳細は、シラバスを参照ください。
開講スケジュール
期間:10月15日(土)〜12月17日(土)
日程:① 10月15日(土)、②10月23日(日)、③10月29日(土)、④11月05日(土)、⑤11月12日(土)、⑥11月19(土)、⑦12月10日(土)、⑧12月17日(土)
※10月23日のみは「日曜日」となりますのでご留意ください。
※上記日程外のグループ活動も随時あります。
時間:13時〜17時
プログラム
(講座開始より前に、今後読んでおくべき課題文献の一部が提示されます)
第1回ワークショップ:10月15日(土):対象国(モザンビーク)の課題を読み解く手法を学ぶ
会場 横浜国立大学+オンライン
※グループ編成が発表され、チームビルディングが開始されます
第2回ワークショップ:10月23日(日):モザンビークの課題に対する解決ツールとリソースを検討するとともに事業計画のつくり方を修得する
会場 JICA横浜センター+オンライン
第3回ワークショップ:10月29日(土):グループごとにツールとリソースのマッチング作業を進める
会場 横浜国立大学+オンライン
第4回ワークショップ:11月05日(土):事業計画の素案をプレゼンして、みんなで作成・ブラッシュアップする①
会場 横浜国立大学+オンライン
※担当教員や学生メンターによるサポート、JICAモザンビーク事務所担当者等とのオンラインでの壁打ちなどが予定されています。
第5回ワークショップ:11月12日(土):事業計画の素案をプレゼンして、みんなで作成・ブラッシュアップする②
会場 横浜国立大学+オンライン
※担当教員や学生メンターによるサポート、JICAモザンビーク事務所担当者等とのオンラインでの壁打ちなどが予定されています。
第6回ワークショップ:11月19日(土):中間報告会
会場 横浜国立大学+オンライン
11月26日: (グループ活動日:事業計画案を仕上げる)
第7回ワークショップ:12月10日(土):JICAへ向けての最終報告会+フィードバック
会場 JICA横浜センター+オンライン
ピッチ(選抜グループのみ):12月15日(木)17時〜(日本時間)
※最終報告会で選抜されたグループのみがJICAモザンビーク事務所内で実施される英語でのピッチ(事業計画計画のプレゼンテーション)に臨むことができます。日程は選抜されるグループの数等によって変更される可能性があります。
第8回ワークショップ:12月17日(土) 全体振り返り
会場 横浜国立大学+オンライン
※全体での振り返りにあたって、事前に振り返りのレポート(フォーマットは後に指定)を提出していただきます。
☆上記の正規プログラムとは別に、自由参加のスピンオフ講座や企画など開催される見込みです。
より詳しい情報はシラバスをご覧ください。
会場
ハイブリッド(対面実施and/or Zoomでの参加)
講座は横浜国立大学/JICA横浜センターおよびJICAモザンビーク事務所をオンラインで繋いで実施します。
受講生は、横浜国立大学/JICA横浜センター(週によって異なるためスケジュール表を確認のこと)に来場しての対面受講を原則とするが、遠隔地等からのオンライン受講も可能とします。
※対面を原則とするのは、講座開催日とは別に、グループ(課題分野別)ごとに集まって資料収集やインタビューといった調査活動を行う必要があるため。よって、オンライン受講を基調とする遠隔地からの受講者は、別途、オンライン受講生のみから構成されるグループに割り当てられることになり、希望する課題分野に取り組めるとは限らない点、ご承知おきください。
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、全面オンラインに移行することもあり得ます。
参加資格
・大学(大学院、短大、高専等を含む)に所属していること。学部・学科、学年の制限はありません。
・全ての日程に出席が可能なこと(ワークショップへの無断欠席やグループワークへの不参加などによって、講座への参加資格を失うことがあります)
・全日程終了時に振り返りのレポートを提出すること。
・予定されたワークショップ当日以外にも、事前準備や持ち帰りの宿題、成果物の作成のためのグループ作業や、資料収集やインタビューといった調査活動等に、相当の時間を割くことが求められます。
・オンライン講座受講に必要な回線、端末(ホワイトボードアプリなどを用いての作業を行う場面が多いため、もしくはタブレット端末を用意ください。スマホのみでの受講は原則不可)を準備できること。
※横浜国立大学「以外」の大学等に所属の学生については、下記の二つの場合を除いては単位取得とは結びつきませんが、受講生としてのステイタスは完全に同等です。
横浜国立大学以外に所属の学生が単位を取得できる場合:
1)本講座は「神奈川県内大学院単位互換制度」(神奈川県内における大学院学術交流協定)に認定されているため、制度に参画している大学院に所属の「大学院生」については、単位取得が可能となります。詳細は以下をご確認ください。
2)本講座は「横浜市内大学間単位互換制度」に設定されているため、同制度に参加している大学に所属の「学部生」については、単位取得が可能となります。詳細は以下をご確認ください。
参加費
無料
使用言語
原則、日本語。
取得資格
全日程に参加した受講生は、JICAから修了証書が発行されます。
応募方法
全ての参加希望者は、こちらの講座登録申込フォームに必要事項を記入の上応募してください。
・応募にあたっては、取り組みたい課題分野を選んでください(ご希望に添えない場合もありますがご諒承ください)。
・申し込み期限は、10月12日17時(厳守)となります。
・応募動機に基づき選考させていただきます。受講可否の案内は10月14日17時までにはメールで通知いたします。
※横浜国立大学に所属しており授業として履修する場合であっても、申し込みフォームから期日(10月12日17時)までに登録ください。学生の皆さん自身での通常の履修登録はできません。履修登録は選考の結果を踏まえて教員のほうで行います。
履修条件(横浜国立大学所属学生向けの情報)
横浜国立大学所属の学生については、講座登録申込フォーム からの選考に通過した上で、学内の履修登録をすることによって、単位取得が可能となります。所属によって、三通りの履修パターンがあります。
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学部学生:
全学教育科目(YNU リーディング・レクチャ・シリーズ(YNU Leading Lecture Series)「現場から考える国際開発協力:JICA連携講座」)として単位取得。 -
国際社会科学府国際経済法学専攻に所属し、国際開発ガバナンスEPを修了予定の大学院生:
講義科目「ワークショップ」として単位取得。 -
その他の大学院生:
大学院全学教育科目(YNU リーディング・レクチャ・シリーズ(YNU Leading Lecture Series)「現場から考える国際開発協力:JICA連携講座」)として単位取得。
参考情報
本講座のシラバス
現場から考える国際開発協力:JICA連携講座[Workshop on Developing World: Joint Program with JICA]
連絡先
本講座に関し、質問や連絡等必要な場合には、下記連絡先までご連絡ください。
横浜国立大学 国際社会科学研究院
小林誉明
kobayashi-takaaki-gvynu.ac.jp